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定期的にご覧になって下さっている方はご存知かと思いますが、我が家にはフォールスバルブというコイ科の魚がいます。60cm水槽に初めて迎えた魚でした。
臆病な魚だから、ある程度群れさせてあげないと可哀想だから、という店長の言葉にしたがって、僕としては多めの5匹を連れて帰ったのが、去年の6月。 そのフォールスバルブ、今では、2匹しかいません。その2匹は本当に元気で、仲良く連れ立って、今も60cm水槽を泳いでいます。たまにこのブログで登場するフォールスは、常にその2匹のうちのどちらか、ということになります。 5匹のうち、残りの3匹の話をします。 まず1匹は、導入時から元気がなく、群れからはぐれがちの小さな個体でした。導入後まもなく、細菌性の病気に罹り、ガラス細工のようだった透明な身体が真っ白に濁って、膨眼症状を引き起こし、死んでしまいました。その個体から蔓延した細菌は、残されたフォールス達も襲いました。まず、一番身体が大きくて食も旺盛だった健康個体が、調子を落としました。身体をヒーターや流木に擦り付ける典型的な症状。そして、もう1匹、細長く食が細かった個体も、同じ症状を引き起こします。どちらも体表が白く濁り、しきりに身体を擦り付ける動作でかゆみを訴えているようでした。即刻隔離し、薬浴の開始。この時点で水槽内に健在であった2匹が、今現在も健在な2匹、ということになります。 隔離した2匹のフォールス。強い薬を投与しつづけても、一向に症状が回復しませんでした。それどころか、抗生物質性の薬にありがちな、免疫の低下を引き起こし、鰭もうろこも荒れに荒れていきました。この時点で、たしか、夏真っ盛りだったと思います。 それから、強い薬を辞めて、アマゾングリーンに変えることにしました。長期的な視野で治療をするならば、アマゾングリーンは良い薬。けれど、もはや手遅れだったのかもしれません。 つい先日、そのうちの1匹が死にました。4日ほど後、後を追うように、もう1匹も力尽きました。限界だったのだと思います。 長かったです。9ヶ月間の薬浴でした。 薬漬けにされて、病状の回復を見ることなく、その果ては鰭もぼろぼろ、身体もぼろぼろ、枯葉のように薄っぺらい身体に変わり果てて、背骨は「く」の字に奇形化し、それでも、最期の時が来るまで、餌のイトミミズを必死に頬張ろうとしていました。 もっと適切な処置ができたのでは?本当に全身全霊を込めて治療したのか? そう聞かれたら、おそらく僕にはYESと言えない。安楽死的な方向も、考えなかったわけではありません。けれど、そんな馬鹿な。 誰がなんと言おうと、2匹のフォールスは、9ヶ月もの間、苦しみに苦しみを襲ねて死んでいきました。 本当にごめんね。
by sugiyamatarou
| 2007-04-09 03:40
| ●雑記
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